金澤は雨が多い。桜の季節も例外ではなく、開花から散るまでの間、何度も桜は濡れる。
(意外な事実を補足しておくと年間日照時間は東京のほぼ9割。春から秋までは金沢の方が日照が多い)
足元が悪かったり傘を差す必要はあるけれど、風景全体に艶を与え、大気を香らせて「季節を味わう」観点ではプラスなコトが多い。
この時期多くの観光客がシャッターを切るここ石川橋の上からの眺めも雨に濡れて一段と魅力を増している。雨の上がった曇天の夕暮は一般的な観光には不向きだろうけど。
夕闇の帳が降り始め、道路が照らされ始め、満開の桜が濡れて若干透き通りながら淡く浮かび・・・雨が作り上げた金澤らしい桜の夕景。薄花桜色に染まる夕暮。
日本の伝統色「薄花桜」には「薄い桜色」の意味も「薄い藍色」の意味もあるそう。昔の人達もきっとこういう時間の色合いを愛でたのだろうな。
2013:04:06 18:24撮影
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2013/05/21
桜蒔絵 兼六園下
兼六園下バス停は沢山の路線バスの他、周遊バス、兼六園シャトルバス、県外への長距離など様々なバスが停まるターミナル。※観光の方はこの石段を昇って兼六園へ行くのがお決まりのコース。
雨、強風、低温など天候が乱れがちだった2013年は、穏やかな満開や桜吹雪はあまり見られなかったものの・・それでもやはり多彩多様な桜風姿が出現し、楽しませてくれた。
ちょっと前に上がった雨が「にかわ」になり花弁があちこちに張り付かせ、また「釉薬」となって風景に艶を与え、微かに蒼味を帯びた夕暮の空と相まって絶妙な光景。桜蒔絵が出現していた。
「この年、この日、この時」だけの味わい深い桜の光景。
特別な庭園の奥深く、とかではなく旧市街の日常、それも多くの人が目にする・・・というのが金澤らしい。
僕は常々「旧市街は兼六園の外に広がるもう一つの兼六園」だと思っているけど、その分かりやすい一例。
2013年04月11日 17:56撮影
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雨、強風、低温など天候が乱れがちだった2013年は、穏やかな満開や桜吹雪はあまり見られなかったものの・・それでもやはり多彩多様な桜風姿が出現し、楽しませてくれた。
ちょっと前に上がった雨が「にかわ」になり花弁があちこちに張り付かせ、また「釉薬」となって風景に艶を与え、微かに蒼味を帯びた夕暮の空と相まって絶妙な光景。桜蒔絵が出現していた。
「この年、この日、この時」だけの味わい深い桜の光景。
特別な庭園の奥深く、とかではなく旧市街の日常、それも多くの人が目にする・・・というのが金澤らしい。
僕は常々「旧市街は兼六園の外に広がるもう一つの兼六園」だと思っているけど、その分かりやすい一例。
2013年04月11日 17:56撮影
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2013/04/02
早咲き枝垂れ桜 慶恩寺
複雑な地形と、その種類が豊富な金澤では桜の楽しめる期間が長い。
ここ石引、慶恩寺の桜は気象台が「開花」を発表する頃にはとっくに満開。(2013年金沢の「開花宣言」は3月30日)路地の奥にひっそり位置するコトもあり「お花見はもうちょっと先かなぁ・・」なんて思いながら歩いていると嬉しい不意打ちにあう。
兼六園や犀川、浅野川、卯辰山、金沢城石川橋からの桜霞・・・金沢には沢山の桜の見所、眺め方があるけど、これはこれでまた味わい深い。
あちらは大ホールで聴く交響曲、こちらは小さなライブハウスで耳を傾ける熟練の演奏、そんな趣かな。
桜には目もくれずボールを蹴る子供の上で微かな風にパラパラと花弁をちらす夕暮。 2013年04月01日 17時45分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
ここ石引、慶恩寺の桜は気象台が「開花」を発表する頃にはとっくに満開。(2013年金沢の「開花宣言」は3月30日)路地の奥にひっそり位置するコトもあり「お花見はもうちょっと先かなぁ・・」なんて思いながら歩いていると嬉しい不意打ちにあう。
兼六園や犀川、浅野川、卯辰山、金沢城石川橋からの桜霞・・・金沢には沢山の桜の見所、眺め方があるけど、これはこれでまた味わい深い。
あちらは大ホールで聴く交響曲、こちらは小さなライブハウスで耳を傾ける熟練の演奏、そんな趣かな。
桜には目もくれずボールを蹴る子供の上で微かな風にパラパラと花弁をちらす夕暮。 2013年04月01日 17時45分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
2013/03/27
花待ち柳
全国的にかなり暖かい2013年3月の下旬、今にも咲きそうなほど膨む桜(例年なら4月の第1週あたり)の蕾の様子を伺いに浅野川に出てみたら、淡い淡いおぼろが満ちる空に浮かぶ満月の‘不意打ち’にあった。思わず「おぉ!」と声が漏れそうなくらいの光景。
浅野川大橋袂の大きな柳、柔らかい風にゆらりふわりと揺れる繊細で鮮烈な若葉を纏い始めた枝越しの月は、春の始めの宵らしい妖艶な美しさ。
歳を重ねてますます艶っぽい、風格ある老芸妓さんをお相手にしみじみお月見をしている様な。
2013年03月26日 18時58分撮影
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浅野川大橋袂の大きな柳、柔らかい風にゆらりふわりと揺れる繊細で鮮烈な若葉を纏い始めた枝越しの月は、春の始めの宵らしい妖艶な美しさ。
歳を重ねてますます艶っぽい、風格ある老芸妓さんをお相手にしみじみお月見をしている様な。
2013年03月26日 18時58分撮影
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2013/02/25
月下氷柱 尾山神社
殆ど氷点下にならない金澤も春の始まりが近いこの頃になるとようやく、零度を超える夜が時々訪れる。(ここ30年くらいの統計で平均最低気温が最も低いのは2月、勿論マイナスではない)
宴の帰り道、立ち寄った尾山神社の鎖樋が凍って見事な氷柱が出来ていた。
折良く一四夜の月も雲間から顔を出し、ちょっとゾクゾクする位美しく、そして不思議な光景。
この日しばしば降った雪にすっかり洗われ、澄んだ濃い蒼色の夜空。真っ白い、ホントに真っ白い雲がゆっくり千切れ流れていく中に浮かぶ月、風も無く雪の溶け落ちる音も無い静かな夜に鈍く輝く氷柱。2月の金澤らしい幻想的な月の風景。 2013年02月24日23時31分撮影
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宴の帰り道、立ち寄った尾山神社の鎖樋が凍って見事な氷柱が出来ていた。
折良く一四夜の月も雲間から顔を出し、ちょっとゾクゾクする位美しく、そして不思議な光景。
この日しばしば降った雪にすっかり洗われ、澄んだ濃い蒼色の夜空。真っ白い、ホントに真っ白い雲がゆっくり千切れ流れていく中に浮かぶ月、風も無く雪の溶け落ちる音も無い静かな夜に鈍く輝く氷柱。2月の金澤らしい幻想的な月の風景。 2013年02月24日23時31分撮影
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2013/02/12
梅ノ橋 降雪画
「梅ノ橋 雪白州舞台」とほぼ同じ時に撮影した光景。
コミュニティバスを真ん前で降りて(ふらっとバス材木ルート 梅ノ橋バス停)家路に着く途中橋の上で撮影&雪が降ってきたので今度は遠景を・・と降りて眺めたトコロ。
橋の向うは茶屋街を抱える古い街。こちら側にはバブルの頃林立したマンション群・・・その間に掛かる、元々は1910年に旦那衆の一人が茶屋街へ通うために自腹を切って掛けた橋。今は元の意匠を生かしつ市が2009年に架け替えた四代目になる。
元々の「この場所に橋を架けよう」と思った旦那衆も金澤らしいし、二度洪水で流失した後に「市民からの強い要望に応えて」市が新たに架ける・・のもとても金澤らしい。
よく「金澤には古いモノが残っていて風情がありますね・・」なんて言われ、モチロンそれもそうなんだけど・・この街に住む人達が「新たに」発案し付け加えてきたモノが見事に調和して「その時代時代の金澤」の風景を作ってきた。それこそがこの街の一番の魅力。金澤を金澤らしくしているのは常に「今の金澤人」
このライトアップにしても金沢市観光協会現職の方の提案によるモノだ(^_-)-☆
2013年01月18日17時28分撮影
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淡雪雪吊画
今年から真冬の雪吊りライトアップ無料開園は春節に合わせ10日間に延長されるコトになった(中華圏の方々が特に好きな「金色」に輝く雪吊りをユッタリ楽しんでもらおうという趣向)
お陰でこちらも存分に・・・この時期は雪の表情の変化も多彩な頃なので様々な「画」が楽しめる。
この日はチラチラ降った雪が、珍しく下がった気温のせいで溶けずに枝に張り付いてライトに浮かび上がって・・・金色に輝く雪吊りと面白いバランスを見せていた。
歩くにつれドンドン変化する「画」、起伏に富む金澤旧市街らしい「何か越しの風景」の特徴を象徴する眺め。
そしてこの夜この時だけの雪のコンディションが見せた一期一会の光景でもある。
2013年02月11日 18時16分撮影
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お陰でこちらも存分に・・・この時期は雪の表情の変化も多彩な頃なので様々な「画」が楽しめる。
この日はチラチラ降った雪が、珍しく下がった気温のせいで溶けずに枝に張り付いてライトに浮かび上がって・・・金色に輝く雪吊りと面白いバランスを見せていた。
歩くにつれドンドン変化する「画」、起伏に富む金澤旧市街らしい「何か越しの風景」の特徴を象徴する眺め。
そしてこの夜この時だけの雪のコンディションが見せた一期一会の光景でもある。
2013年02月11日 18時16分撮影
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2013/02/11
吹雪の神門 尾山神社
荒れ狂う様に吹き付ける粉雪が舞い上がる中、夕暮のライトアップに浮かぶ尾山神社神門。つい二分くらい前までは穏やかな曇天だったのにお詣りを済ませてトイレに入って、さて帰ろうと思ったらこの光景!
くるくる変わる金澤の冬の天候、この状態が十分以上続くコトは稀なので・・・しばし吹雪見。
金澤は「あちらこちらに佇み、その場の淡い変化を感じながら過ごす」、例えば浅野川河畔で数十分でも数時間でもボンヤリするのが楽しい街だけど、突然の吹雪に足止めされて街の真ん中でしばし佇む・・のも冬ならではの貴重な体験として悪くない。
何時止むとも知れない吹雪の夕暮、尾山神社の拝殿から神門を眺めて過ごす・・・言葉にするとちょっと辛そうでもあるけど・・(^_^;)実際はとても豊かで美しい冬のひと時。
2013年01月26日 17時36分撮影
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くるくる変わる金澤の冬の天候、この状態が十分以上続くコトは稀なので・・・しばし吹雪見。
金澤は「あちらこちらに佇み、その場の淡い変化を感じながら過ごす」、例えば浅野川河畔で数十分でも数時間でもボンヤリするのが楽しい街だけど、突然の吹雪に足止めされて街の真ん中でしばし佇む・・のも冬ならではの貴重な体験として悪くない。
何時止むとも知れない吹雪の夕暮、尾山神社の拝殿から神門を眺めて過ごす・・・言葉にするとちょっと辛そうでもあるけど・・(^_^;)実際はとても豊かで美しい冬のひと時。
2013年01月26日 17時36分撮影
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2013/01/20
梅ノ橋 雪白洲舞台
浅野川に掛かる梅ノ橋、前の晩に晴れたり降ったりしながらフンワリ積もった雪が(この街の冬は微風の日が比較的多い。最も風が強いはずの川の上、橋の欄干にも練り物を板に載せた如くこんもり積もっている)この日一日通勤通学、散策の人達にしっかり踏み固められて、橋の上は艶のある細かい白砂利をびっしり敷き詰めた様。
刻々と移り変わる細かいグレーの階調で構成された金澤らしいの冬の曇天。 空の何処かがちょっとだけ開いて、そこから漏れた夕暮の蒼味も微かに交じりながら徐々に闇へ向かいつつある・・そんな時間。
このままここで「能」が始まりそうな・・そんな雰囲気(能舞台の周りに白砂利を敷き詰めるのは舞台が野外だった時の名残、白洲に光が反射して役者の顔がよく見えるように・・という配慮から)夕暮の雪白洲の照り返しに浮かぶシテ方はきっと妖しく美しいだろうな。
そんなコトを用事を済ませた帰りに渡りながらフト思った。
橋の袂にはコミュニティバスの停留所もあり、界隈に住む人には何気ない日常風景の一つ・・でもある。
2013年01月18日 17時26分撮影
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2013/01/08
しいのき迎賓館 淡雪夕景
最低気温があまり下がらない金澤の雪は降っては消えを繰り返す。クリスマスイブのこの夜も新雪の様な光景。
均一に薄く積もった雪が、しいのき迎賓館周辺に広がる広坂緑地に柔らかいグラデーションを作っている。
建物と庇のカーブ、一筋の足跡、芝生のなだらかな斜面が作る闇(道路を通るクルマのライトが見えないようにしてある)
その奥に点々と並ぶ、路面だけを照らし光が拡散しない歩道照明、
そして軽く雪をまぶされ浮かぶ石垣、(木々に極力照明が当たらない様に配慮されている)
様々な要素がバランスした「この時この位置からだけ」の眺め。
旧市街散策中によく出会う「ちょっとした光景」は誰が意図したモノでもないけど
街の造形の細部に渡って細やかな神経が行き届いているからこそ現れる。
そういう意味で実はこれもとても金澤らしい風景。
2012年12月24日 17時17分撮影
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均一に薄く積もった雪が、しいのき迎賓館周辺に広がる広坂緑地に柔らかいグラデーションを作っている。
建物と庇のカーブ、一筋の足跡、芝生のなだらかな斜面が作る闇(道路を通るクルマのライトが見えないようにしてある)
その奥に点々と並ぶ、路面だけを照らし光が拡散しない歩道照明、
そして軽く雪をまぶされ浮かぶ石垣、(木々に極力照明が当たらない様に配慮されている)
様々な要素がバランスした「この時この位置からだけ」の眺め。
旧市街散策中によく出会う「ちょっとした光景」は誰が意図したモノでもないけど
街の造形の細部に渡って細やかな神経が行き届いているからこそ現れる。
そういう意味で実はこれもとても金澤らしい風景。
2012年12月24日 17時17分撮影
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2012/12/26
東京ではなく、金沢に住むという選択
例えばパソコンとネットがあれば仕事が出来る人達の様に「場所に限定されない」スタイルの仕事に従事する人が
「住む場所」として金澤を選択するコトが増えている。
実際私の周りにも東京やニューヨークから、一線の仕事を続けながら移り住んできた人がいる。
「そういう人達の受け皿としての金澤の魅力」をより高めるべく、老舗料亭「金城樓」を会場に
日本建築家協会北陸支部主催のシンポジウム「東京ではなく、金沢に住むという選択」が2012年の冬に開催された。
強力なパネラーが多数出席し長時間に渡るプログラム(5時間半で10分の休憩を2回挟んだだけ)は金澤らしく無料、
さらに2部ではビールが振舞われるなど大盤振る舞いのシンポジウム(^.^)
そのオープニングとして制作した三分強の映像✕音楽作品。
今回は旧市街の美しく多彩な日常の光景を「光」をテーマに構成。
住んでいる人達には「自分の街の素敵な趣きを再認識」して頂ければとても嬉しいし
訪れる方々には「観光ポイントだけではなく街全体に美しい光景が溢れているコト」をぜひ知って頂きたい。
2012年12月22日 金城樓にて
より大きな地図で 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
2012/12/07
まるさんかくしかく 鈴木大拙館
開館からようやく一年少しの大拙館(かなり前から此処にある様な気がするのは・・・この場所にとても自然に溶け込んでいるからだろう。借景の‘本多の森’と一年中ホント見事な相乗効果を生み出している)
館の方から「壁面に反射する波紋が綺麗ですよ」とオススメされていたんだけど、なかなかそのタイミング、太陽が傾きつつある時に行けずにいた。
二度目の秋を迎えるこの年「今年は素晴らしい紅葉と一緒に、ぜひその波紋を見てみよう」と時間を見計らって出掛けた。
これは建物が水鏡の庭と壁面に幾何学的な影を落とし始め、その中で同心円がユラユラ輝くようになった時の光景。
「波紋を起こす装置」が作動するのは約三分に一度。静寂な水面に「ポワッ」と波が立ち・・円を描きながら進んでいき、やがて影の中に煌めく同心円が広がり、乱れ、消えてゆく。穏やかで美しい光景。
後で写真を眺めていてふっと思い立った。此処にもこの館の、大拙の重要なモチーフ「まるさんかくしかく」がある!
建物に巧みに仕組まれた同モチーフと違い、時間限定、天候にも左右される光景。
大拙翁がフラッと現れてニコニコと語りかけている様な・・そんな気もする。
2012年11月25日 15時00分撮影
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館の方から「壁面に反射する波紋が綺麗ですよ」とオススメされていたんだけど、なかなかそのタイミング、太陽が傾きつつある時に行けずにいた。
二度目の秋を迎えるこの年「今年は素晴らしい紅葉と一緒に、ぜひその波紋を見てみよう」と時間を見計らって出掛けた。
これは建物が水鏡の庭と壁面に幾何学的な影を落とし始め、その中で同心円がユラユラ輝くようになった時の光景。
「波紋を起こす装置」が作動するのは約三分に一度。静寂な水面に「ポワッ」と波が立ち・・円を描きながら進んでいき、やがて影の中に煌めく同心円が広がり、乱れ、消えてゆく。穏やかで美しい光景。
後で写真を眺めていてふっと思い立った。此処にもこの館の、大拙の重要なモチーフ「まるさんかくしかく」がある!
建物に巧みに仕組まれた同モチーフと違い、時間限定、天候にも左右される光景。
大拙翁がフラッと現れてニコニコと語りかけている様な・・そんな気もする。
2012年11月25日 15時00分撮影
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