2010/01/02
金澤玉響 金沢陰翳美術館
金澤の冬の空は時として目まぐるしく移り変わり、その様子を眺めたりその下に居るコトも楽しいけど、曇り空自体もとても味わい深い。
真っ白なキューブとガラスで構成された建物は移りゆく金澤の光の色をとてもよく反映させ、朝に夕に美しい色に染まるけど、こういう曇り空の細やかな階調、陰翳を眺め味わうにもとても適している。
この美術館で個展を開催したコトもある私の大好きな作家に「陰翳を観察する」コトをコンセプトにした作品があるけど、この、21世紀美術館全体もこういう時は巨大な「陰翳鑑賞装置」となる。
複雑な雲のグラデーションをバックに、それを刻々と還元し反映する建物。見事なコラボレーションが成立しています。
(09年01月02日午後03時03分撮影)
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