2013/02/25

月下氷柱 尾山神社

  殆ど氷点下にならない金澤も春の始まりが近いこの頃になるとようやく、零度を超える夜が時々訪れる。(ここ30年くらいの統計で平均最低気温が最も低いのは2月、勿論マイナスではない) 
 宴の帰り道、立ち寄った尾山神社の鎖樋が凍って見事な氷柱が出来ていた。
 折良く一四夜の月も雲間から顔を出し、ちょっとゾクゾクする位美しく、そして不思議な光景。 
 この日しばしば降った雪にすっかり洗われ、澄んだ濃い蒼色の夜空。真っ白い、ホントに真っ白い雲がゆっくり千切れ流れていく中に浮かぶ月、風も無く雪の溶け落ちる音も無い静かな夜に鈍く輝く氷柱。2月の金澤らしい幻想的な月の風景。 2013年02月24日23時31分撮影
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2013/02/12

梅ノ橋 降雪画


 「梅ノ橋 雪白州舞台」とほぼ同じ時に撮影した光景。
 コミュニティバスを真ん前で降りて(ふらっとバス材木ルート 梅ノ橋バス停)家路に着く途中橋の上で撮影&雪が降ってきたので今度は遠景を・・と降りて眺めたトコロ。
 橋の向うは茶屋街を抱える古い街。こちら側にはバブルの頃林立したマンション群・・・その間に掛かる、元々は1910年に旦那衆の一人が茶屋街へ通うために自腹を切って掛けた橋。今は元の意匠を生かしつ市が2009年に架け替えた四代目になる。
 元々の「この場所に橋を架けよう」と思った旦那衆も金澤らしいし、二度洪水で流失した後に「市民からの強い要望に応えて」市が新たに架ける・・のもとても金澤らしい。
 よく「金澤には古いモノが残っていて風情がありますね・・」なんて言われ、モチロンそれもそうなんだけど・・この街に住む人達が「新たに」発案し付け加えてきたモノが見事に調和して「その時代時代の金澤」の風景を作ってきた。それこそがこの街の一番の魅力。金澤を金澤らしくしているのは常に「今の金澤人」
このライトアップにしても金沢市観光協会現職の方の提案によるモノだ(^_-)-☆
2013年01月18日17時28分撮影
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淡雪雪吊画

  今年から真冬の雪吊りライトアップ無料開園は春節に合わせ10日間に延長されるコトになった(中華圏の方々が特に好きな「金色」に輝く雪吊りをユッタリ楽しんでもらおうという趣向)
 お陰でこちらも存分に・・・この時期は雪の表情の変化も多彩な頃なので様々な「画」が楽しめる。
 この日はチラチラ降った雪が、珍しく下がった気温のせいで溶けずに枝に張り付いてライトに浮かび上がって・・・金色に輝く雪吊りと面白いバランスを見せていた。
 歩くにつれドンドン変化する「画」、起伏に富む金澤旧市街らしい「何か越しの風景」の特徴を象徴する眺め。
 そしてこの夜この時だけの雪のコンディションが見せた一期一会の光景でもある。
2013年02月11日 18時16分撮影
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2013/02/11

吹雪の神門 尾山神社

 荒れ狂う様に吹き付ける粉雪が舞い上がる中、夕暮のライトアップに浮かぶ尾山神社神門。つい二分くらい前までは穏やかな曇天だったのにお詣りを済ませてトイレに入って、さて帰ろうと思ったらこの光景!
 くるくる変わる金澤の冬の天候、この状態が十分以上続くコトは稀なので・・・しばし吹雪見。
 金澤は「あちらこちらに佇み、その場の淡い変化を感じながら過ごす」、例えば浅野川河畔で数十分でも数時間でもボンヤリするのが楽しい街だけど、突然の吹雪に足止めされて街の真ん中でしばし佇む・・のも冬ならではの貴重な体験として悪くない。
 何時止むとも知れない吹雪の夕暮、尾山神社の拝殿から神門を眺めて過ごす・・・言葉にするとちょっと辛そうでもあるけど・・(^_^;)実際はとても豊かで美しい冬のひと時。
2013年01月26日 17時36分撮影
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