数年前から国産の汎用性ある車種に世代交代しつつあり「居間の広い窓から流れる街並みを眺めている様な感覚」はちょっと減ったけど(初代はオーストリアの車体メーカー製のとても開放的なコミュニティバスだったんだけど、故障も多く維持費がかさんだ結果廃止方向に)それでもドアが開く度「その場と地続きになるカンジ」は依然健在。
これは材木ルート(藩政期にその名が付いた材木町を通る)の武蔵ヶ辻バス停。
開け放たれたスライドドアの正面に浮かび上がるのは、近江町の顔として長年親しまれ、もうじき築80年になる建物の入り口。(実は近江町再開発にあたって曳家工事で20メートル移動している)
敷き詰められた御影石が雨で磨かれ舞台の様に、スポットに光るお店のメニューが指揮者を待つ譜面台の様にも見えて・・・「おや?ココは一体?何処かのステージに繋がってしまったのか?」なんて空想を束の間楽しんだ。
雨は街中に釉薬をかけて、夜は細部を曖昧にして・・・
現実と夢幻の間の美しい光景を旧市街のアチラコチラに出現させる。
現実と夢幻の間の美しい光景を旧市街のアチラコチラに出現させる。
2011年10月14日 17時29分撮影
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