
木々に降り積もった雪は絶えず少しずつ溶けながら葉や枝を濡らして幹に釉薬をかける。
でもこの日はとても寒く、吹き付けるように僅かに舞った粉雪がそのまま張り付いて固まって普段とはちょっぴり違う光景。ズラリと並ぶ支柱に同じ向きで薄い雪の筋が描かれているのも面白い。
もうじきキラキラ輝きながら溶け始め、多分夕方には大方無くなってしまう。今だけのちょっと渋い雪、を纏った根上松。2014年1月10日11時10分撮影
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金澤がなぜ独自の文化を持った街なのか。そしてそれを更に発展させ続けているのか 私は 起伏が多く複雑に入り組んだ街の構造、と変化に富んだ気候が見せる多彩でダイナミックな風景、 意識するしないに関わらずそれらに毎日接しているコトに根本の原因があると思う。 旧市街の日常の細部、一瞬に宿る美、趣きに接し続けるコトで育まれていくこの街ならではの美意識。 いわば「金澤美意識原器」。 金澤らしさとは何か・・と問わればそれは「そういう美の基準を元に世代を超えて育まれてきた、生活の全てに宿るこの街独特の趣き」 このBlogでは旧市街の日常に溢れるそれらを拾い集めて簡単な解説を付けたモノを延々アップしています。 金澤という街の底知れない魅力を皆さんにお届けしたいし、私もまだまだ発見していきたい。
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