2017/02/07

花闇門 石引 慶恩寺

 ちょっぴり寒い無風の静かな夜、藩政期と全く変わらない狭い道筋の奥に
ほんの僅かにも・・揺れるコトなくたわわに垂れ下がる慶恩寺の桜。
 花の盛りを派手にライトアップする趣向はそれはそれで・・・
こんな風になすがまま・・・徐々に闇に吸い込まれて沈んでいく桜の情景はある種神々しさも感じられるほど、の眺め。(しばらく佇みながら上空を‘春の化身’が舞っている状況を空想した)

「春宵や屋根から上の花の闇」浅草に生まれ大正から昭和にかけて活躍した久保田万太郎が詠んだなんとも艶めかしい春の宵
この風景を眺めていて・・ふと思い出した。桜を巡る‘春の夜の想い’は時空を超えて様々な場所、時代に繋がっている様。2016年4月2日19時47分撮影
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