2010/02/03
金澤玉響 浅野川白洲
2008年夏、洪水に見舞われた浅野川。その善後策と予防策で09年秋〜10年初春まで河床の大改修。そのために大きな中州が出現し、川の風景、音が一変しています。
浅く浅く、優しい流れが立てる特徴的な水音もしなければ(水深が深くなっているため)夕暮れ時の光に染まる水面の美しさも半減・・と期間限定の無粋な中洲だけど
天はそれを知ってか・・09年から10年にかけての金澤は近年には珍しい位の降雪。
土色の中洲を見事に白く塗り替えて、今冬限定の趣ある風景を出現させました。
とはいえ比較的温暖な金澤では雪は降って溶け、降って溶け・・この白洲も一面を覆う花が咲いて散るかのごとく、一日〜数日で消えてしまいます。もうじき夕暮れ、一瞬雲間から覗く弱い夕日に束の間、淡く染まる中洲も綺麗なコトでしょう。
今季の「金澤冬の回り舞台」は空も地面もコロコロ変わり、例年にも増してダイナミックです。
(1o年01月01日午後04時56分撮影)
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2010/01/04
金澤玉響 濡山水 主計庭園
冬の早い午後の浅野川、主計町。
枯山水はご存知の様に白砂などで文様を描いて水面に見立て、山水の風景を表現する庭園様式だけど、
さらにもう1回引っ繰り返して見立てると、浅い浅い浅野川の川面に立つさざ波は白砂で描いた様にも見え、そして鴨とユリカモメはそれぞれ黒と白の庭石にも見えてくる・・・?
言わば枯山水を水を使ってもう一回焼き直して表現した様な・・
曇天を映す白い水面、そしてささやかなさざ波、護岸堤防に並ぶ、コンクリートの白い突起、黒く沈みがちな石垣、茶屋街の家並み、全体がバランスしてつかのま出現した冬の枯山水ならぬ、濡れ(?)山水。主計庭園。表面も石も常に動くけど(笑)
(09年01月04日午後01時37分撮影)
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2010/01/02
金澤玉響 金沢陰翳美術館
金澤の冬の空は時として目まぐるしく移り変わり、その様子を眺めたりその下に居るコトも楽しいけど、曇り空自体もとても味わい深い。
真っ白なキューブとガラスで構成された建物は移りゆく金澤の光の色をとてもよく反映させ、朝に夕に美しい色に染まるけど、こういう曇り空の細やかな階調、陰翳を眺め味わうにもとても適している。
この美術館で個展を開催したコトもある私の大好きな作家に「陰翳を観察する」コトをコンセプトにした作品があるけど、この、21世紀美術館全体もこういう時は巨大な「陰翳鑑賞装置」となる。
複雑な雲のグラデーションをバックに、それを刻々と還元し反映する建物。見事なコラボレーションが成立しています。
(09年01月02日午後03時03分撮影)
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2009/12/01
金澤玉響 蓮昌寺 心の石段
元旦当夜に降った雪に白く浮かび上がる蓮昌寺の石段。
「雪国」「寒冷地」と誤解されている方も多い金澤。
元々とりわけ寒い土地ではないので(東京比で1.7度くらい低い。冬でも2度ちょっとしか違わない。風もあまり吹かないので冬の平均体感温度は寧ろ高いかもしれない)この雪も夜通しどんどん溶けて明日は大方無くなる。
金沢市では卯辰山山麓寺院群を巡る「心の道」という良質なコースを用意していて、この蓮昌寺もその途中にある。この夜だけ浮かび上がる白い石段はさしずめ「心の石段」か。
夜の底が淡く白く浮かび上がり、あちらこちらに「ハッ」とする風景を出現させるのも金澤の雪の味わい。
時たま町家の瓦屋根から「ダダダッ」と落ちてくる雪の塊に注意しながら、雪が音を吸収してすっかり静まりかえった街中を歩く。
(08年01月01日午後11時58分撮影)
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2009/11/26
金澤玉響 本光寺
十一月終わり頃の夕方、
夕陽を受けてシルエットを浮かべる、卯辰山山麓寺院群、本光寺の象。
見事な造形の本体に比べ、
二次元に還元された影はちょっぴり妖しくってユーモラス。
今にもモソモソ動き出しそう。
そして・・・なにか内緒話でも囁いている様にも見える。
このお寺は特に秋の午後、石段の上の山門に切り取られた紅葉がとても美しいので
(「えっ!あれは実在の景色?」って思うほど美しい)人を誘い込む。
私も思わず登ってしまった一人(笑)
ちなみに今の石段、遺構調査によって判明した藩政時代の階段を
既存石を使って復元したモノ。そういう細やかな配慮も金澤らしい。
辺りは枯れ葉のしっとりした香り。 透き通った、微かに暖かみのある空気。
(オリジナルは07年11月26日午後4時3分撮影)
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金澤玉響 月下の柳 初冬
冬の月は圧倒的。
真上近くまで登る月の光は澄んだ空気の中をほとんど劣化するコト無しに突き進んできて地上に張り付く。
季節は冬だけど月の季節は夏、そんなムード。
雲は真っ白で空は微かに蒼い。
夜中の真昼。
乾いた、微かないい香りのする大気を味わいながらいつまでも歩く。
ひがし茶屋街、螢屋前の広見に立つ柳越しに望む天頂の月。
この柳にはちょっとした曰くがあるらしいけど、確かにちょっと妖しい。
(オリジナルは07年11月26日午前1時26分撮影)
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真上近くまで登る月の光は澄んだ空気の中をほとんど劣化するコト無しに突き進んできて地上に張り付く。
季節は冬だけど月の季節は夏、そんなムード。
雲は真っ白で空は微かに蒼い。
夜中の真昼。
乾いた、微かないい香りのする大気を味わいながらいつまでも歩く。
ひがし茶屋街、螢屋前の広見に立つ柳越しに望む天頂の月。
この柳にはちょっとした曰くがあるらしいけど、確かにちょっと妖しい。
(オリジナルは07年11月26日午前1時26分撮影)
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2009/09/30
金澤玉響 犀川 秋の朝靄
狭い旧市街に多くの「ビューポイント」がある金澤。
犀川にも「景色を眺めるためのベンチ」が設置されている橋が少なくない。
(ベンチも含め橋のデザインがバラエティ豊かなトコロも金澤らしい)
御影大橋(この橋も優雅で個性的な橋)あたりから川上に向かってリズミカルに繋がってきた街の風景はこの上菊橋を境に途切れて、空も河原もゆったり広くなり、彼方の山並みも合わせ四季折々とてもダイナミックな情景を見せてくれる。
(例えば、下のコンシェルジュ通信マップ、橋の上に打たれた4つのポイントを見比べてみて下さい)
近年橋が架け変わった時、小綺麗な花壇&ラウンドバックレスト付きベンチも併設され、さらにユッタリ風景を楽しめる様になった。
9月の下旬のある早朝、心地良い大気に誘われて上菊橋まで行ってみると、網を打つ人がいた。
魚を捕るコト、朝靄の犀川に立っているコト、
どちらも楽しんでいる様な。
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犀川にも「景色を眺めるためのベンチ」が設置されている橋が少なくない。
(ベンチも含め橋のデザインがバラエティ豊かなトコロも金澤らしい)
御影大橋(この橋も優雅で個性的な橋)あたりから川上に向かってリズミカルに繋がってきた街の風景はこの上菊橋を境に途切れて、空も河原もゆったり広くなり、彼方の山並みも合わせ四季折々とてもダイナミックな情景を見せてくれる。
(例えば、下のコンシェルジュ通信マップ、橋の上に打たれた4つのポイントを見比べてみて下さい)
近年橋が架け変わった時、小綺麗な花壇&ラウンドバックレスト付きベンチも併設され、さらにユッタリ風景を楽しめる様になった。
9月の下旬のある早朝、心地良い大気に誘われて上菊橋まで行ってみると、網を打つ人がいた。
魚を捕るコト、朝靄の犀川に立っているコト、
どちらも楽しんでいる様な。
風景にすっかり溶け込んで、一枚の「動く絵」を見ているかの様。
2007年9月22日 午前5時24分撮影
2007年9月22日 午前5時24分撮影
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2009/09/10
金澤玉響 月見光路
秋のある夜、21世紀美術館周辺では月見光路というイベントが開催されていて綺麗な花が沢山咲いていました。ずっと前からここに咲いていたかの様に・・・周りと自然に調和して。(派手なのぼりが立っているでもなし、騒がしい音楽が流れているでもなし・・)
心地良い夜風に誘われ散歩していたらこんな光景に出会う・・金澤には地元を愛している人が大勢いて、皆さん折々に街に素敵なスパイスを振りかけてくれます。
2003年に金沢工業大学のある研究室によって始められたこの素敵なイベント、
今年09年は金沢ジャズ・ストリートイベントも重なり旧市街中心部はさらなる賑わいをみせました。尾山神社でサンセットジャズを堪能し(17時〜19時)その後21世紀美術館広場で月見光路の灯りの中、21時までのライブを楽しむ。うすうす感づかれていらっしゃるかもしれませんが・・・すべて無料。つくづく豊かな街。
(08年10月3日午後9時4分撮影)
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2009/08/16
金澤玉響 ひがし茶屋街の猫奴さん
ひがし茶屋街には首輪をしていない、カテゴリー的には野良猫なのだろうけど
皆に認知され育まれている猫が何匹かいる。
それぞれ大体のテリトリーを持ち、風景に溶け込みながら暮らしている。
この猫奴さんは・・・ひがしの広見前、螢屋さん周辺がお気に入りの様子。
自由気ままに、優雅に歩き回り佇み、寝転がる。
ちなみにこの30秒くらい前は柳に集う若ツバメ達
(ひがしでは軒先にツバメを迎える家が多い)を狙って
幹を2階の高さくらいまで、あっという間に登り、降りて来た。
もう、そんなコトは・・・・まるで無かったかの様です。
(投稿日時は撮影日時)
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金澤玉響 宝円寺
宝円寺は藩主一族の位牌が安置されている前田家の菩提寺。
私はよくお参りに行き
「金澤の街を作って下さってありがとうござます」と頭を下げる。
茶道が盛んな金澤の人には「梅鉢茶会」の会場としてもお馴染み。
この周りは兼六園から数百メートルしか離れていないコトが
にわかに信じられない様な幽邃な趣。
複雑な地形の旧市街の中でも最も不思議な場所。
周辺の旧町名 百々女木は用水として流れる源太郎川の水音が轟々と轟いていたコトから。(元は轟来町。明治に百々女木町に)
木曽坂、木曽谷も、「まるで木曽の山奥にいるような趣」だから。でもそこから2〜3分歩けば・・・まったく次元の違う世界へ
その真ん中に位置する宝円寺。さすが前田家、見事な立地。
(投稿日時は撮影日時)
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2009/08/15
金澤玉響 柿木畠の広見から 夏の早朝
夏の夜明け、日の出を挟んで前後30分くらいの光の変化は楽しい。これは日の出2分前くらいの光、に照らされた柿木畠。
ここにはちょっとした「広見」(藩政期、主に火事の延焼を防ぐ目的で旧市街のあちらこちらに設けられた空間)があって、路地の中にぽっかり空いた空間は子供の頃から不思議に思っていた。
それぞれに、思い思いの趣向を凝らしたビルが、広見に沿って、路地に沿って、用水に沿って、複雑な高低差のある地形に沿って建ち、それでも全体的に纏まってみえるのは、金澤の風土がも及ぼす影響力、そして不思議なマジックアワーの力。
(投稿日時は撮影日時)
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金澤玉響 仙石通り交差点 夜明け前
香林坊あたりの地上は、東西に延びる小立野台地の尾っぽ、金沢城のある台地の陰になり夜明けの光が若干遅れて届くんだけど、
北國新聞会館にはもう夜明けの光が射して淡く輝き始めている。
(実際に卯辰山方面から眺めると小立野台地の向こう側にこのビルの高層部分がよく見える)
白い壁とガラスで構築されたこの建物が最も美しく見えるのは、この時間から夜明けまで。
金澤のマジックアワー(モノが最も美しく見える日の出、日没前後の時間)を見事に映し込む巨大なオブジェ。
(投稿日時は撮影日時)
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