2009/04/14

金澤玉響 桜点描 浅野川

金澤の桜はソメイヨシノの他にも種類が豊富で、さらにそれぞれが旧市街の
南北に伸びる高低差、日照差のある斜面に少しつづ時間をずらして咲くので
大量の同種の桜が一気に咲いて一気に散る、という様な
「一般的な桜の概念」とは少々趣が異なる。

例えば兼六園と金沢城を結ぶ石川橋から、本丸跡から
例えば卯辰山の中腹から
近景に遠景に少しづつズレて様々な桜が咲き競う光景を眺めるのは、
金澤らしい桜の楽しみ方。

そういう時期も過ぎて・・・花片が地面を均等に埋め尽くす頃、
あちこちの地面がパッと明るくなって、
地面から枝から濃い桜の香りも漂って、
満開の頃とはまた違った華やいだ雰囲気に包まれる。

散りゆく桜は雪に例えられるけど、
なるほど花びらの絨毯は初雪が薄く積もった様にも見える。
静かに降った牡丹雪(気温があまり低くない時に降るフワフワした大きな雪)
が溶けずにそのまま地面に張り付いた様。
(09年4月14日16時24分撮影)


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